「魚の目・接触皮膚炎(カブレ)」

うるしざわ皮膚科 漆沢 美保子


「鶏眼について」

治療はスピール膏を貼布し、少しずつけずり取ります。予防としては、鶏眼の
できにくいくつをはくこと。膝の痛み、腰痛があれば、その治療をする。切除
する方法もありますが、再発することもあるので、予防が大切です。

「接触皮膚炎について」

接触皮膚炎には、うるし、灯油、植物、金属、化粧品など様々のものがありま
す。又、職業的なものとして、食品、ゴム手袋、消毒剤、美容師の手などが、
考えられます。

問題となるのは、灯油や強い酸のように、すべての人にかぶれを起こすものと、
うるしや金属のように低い濃度でも、特定の人には、強いかぶれを起こすもの
があるということです。つまり、アレルギーによるもので、原因がわからない
ことが、しばしばあります。

診断はパッチテスト、スクラッチテストなどで行います。

治療は、外用剤、重度の場合は、内服薬を使用します。

予防は、かぶれの原因を推測して、パッチテストなどでその原因が分かれば、
原因を取り除く、あるいは、原因となるものから離れることが大切です。


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