「肺ガンについて」

八戸クリニック内科 石田 正文


Q1:肺癌とはどういう病気か?

A1:気管、気管支、肺組織から発生する悪性腫瘍を肺癌という。肺癌の死亡
数は年々増加しており、今まで日本における悪性腫瘍の中で、死亡原因の1番
は胃癌であったが、最近肺癌が、胃癌を追い抜いて1番になった。

Q2:原因は?

A2:詳細な原因はまだ不明だが喫煙が大きく関与しており、喫煙量が多い程
、また喫煙開始年令が低いほど発生頻度が高くなる。

Q3:症状はどのようなものか?

A3:咳、痰、血痰などがあるが無症状のことも多い。

Q4:診断はどのように

A4:胸部X線写真、喀痰細胞診、気管支鏡検査。

Q5:治療はどのようなことを

A5:手術療法、化学療法、放射線療法等がある。しかし、進行癌に対して充
分に効果的な治療法が確立されていない。

Q6:予防として気をつけるべきこと

A6:早期発見、早期治療が原則。健診を毎年きちんと受ける。特にヘビース
モーカーは喀痰細胞診を併用。そして喫煙が肺癌の最大の危険要因であり、タ
バコを止める。最近は禁煙用のはり薬(テープ剤)、ガム等があり利用してみ
る。


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