「大腸がんQ&A」
青森労災病院 品川 博樹
大 腸 が ん Q & A
1)大腸がんの頻度
最近非常に増えてきている。死亡者数が10年前の約2倍。
近い将来胃癌より多くなると推定されている。
当院では数年前より胃癌より大腸癌の患者さんの方が多くなっている。
2)大腸がんの好発年齢
49歳から徐々に増え、とくに50歳以上に多い。
3)大腸がんの原因
何らかの発ガン性物質により遺伝子に異変が起こり、癌細胞が発生する。
遺伝的要素を持っている場合もあり。
4)大腸がんの症状
■血便 ■便通異常 ■腹痛
5)大腸がんの診断
■内視鏡検査 ■レントゲン検査
6)大腸がんの治療
手術、ごく早期であれば内視鏡的に摘徐
7)大腸がんの予防
■低脂肪食 ■食物繊維(野菜)
8)大腸がん検診について(2次予防)
便潜血反応検査を施行。陽性の場合、上記検査を施行。
ポリ−プから癌が発生することが多いとされており、発見されたポリ−プがあ
る程度の大きさであれば内視鏡的摘徐が行われる。