(以下、学院長式辞より抜粋)
本日は、晴れて入学試験に合格した第65回生の皆さん、ご入学おめでとうございます。 今日はこの4月に移転してばかりの新校舎において、初めての入学式となる記念すべき日であり、感慨もひとしおです。
当学院は、昭和35年、1960年に開校して以来、63年の歴史があります。その間3600余名の優れた卒業生を輩出し、彼らは地元や各位の医療機関で活躍されております。本校の講義においては医師会立という利点から、基礎・専門分野講座の多くは医師会員の先生方が講師として教壇に立ち、また看護の基礎・専門分野もベテランの講師陣を擁しており、優れた教育体制をとっています。先月には、准看護師資格試験において24年連続全員合格を達成しています。これから2年間、准看護師の資格を得るために勉学に励むことになりますが、講師や教職員が一丸となり、皆さんの看護師になるという目的を叶えるために尽力いたします。多くを学び、多くを経験し、そして、本日一緒に入学された仲間と共に充実した学院生活を送ってください。皆さん新入生は不本意ながら6名という少人数ですが、考え方によっては、学生一人一人を尊重し、よりきめ細やかな指導を行っていくことができると考えます。今までよりも多くの学びがある教育環境と捉えることができるでしょう。
現在、医療の高度化、専門化により医療・福祉の広い分野で質の高い看護師が求められるようになっています。将来的に皆さんにはそれに応えてほしいし、応えなくてはなりません。十分できると私は確信しています。息抜きも必要です。幸い新校舎は明るく広いスペースもあります。体を動かすことも必要です。自分自身の身体と精神のケアを怠らないようにしましょう。皆さんが豊かな人間性と柔軟な思考力・知性を身につけた看護師に育ってくれることを願っています。私は今から2年後がとても楽しみです。がんばりましょう。