第44回 八戸医学会プログラム
日 時:平成30年11月17日(土)15時00分~
場 所:八戸市総合健診センター 3階 視聴覚ホール
●演者の方々に
1.講演時間は6分ですので時間をお守り下さい。終了1分前に
青ランプ、最後に赤ランプ、ブザーが鳴ります。
2.スライドは、原則として10枚以内です。
●討論時間は2分です。
質問は要点を手短にお願い致します。
発言された方は、必ずその要旨を所定の用紙に簡潔に記載して係
に提出して下さい。
●懇親会
学会終了後、会場向かいの休憩室において情報交換のための懇親
会を行います。多数ご参加下さい。(会費無料)
●28年度より研修医セッションを設け、優秀な演題には優秀発表賞を授
与しています。
懇親会にて授与式を行いますが、懇親会に参加いただかないと権利が
なくなり、次点の方に権利が移りますので、懇親会にも是非、ご参加
下さいますようお願い致します。
*演者の方には受付にてネームプレートを渡しますので着用をお願い
します。
*八戸医学会は日本医師会生涯教育制度に係る認定講座(3.0単位)
となっております。
(カリキュラムコード:8・11・29・66・73・76)
15:00~ 会長挨拶
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15:05~ 座 長 八戸市立市民病院 明円 真吾
1.腎細胞癌術後14年目に発症した消化管出血(直腸転移)の一例
青森労災病院 研修医 ○片山 恵里
病理 山岸晋一朗
泌尿器科 伊藤 弘之
消化器内科 樋口 博之
外科 兒玉 博之
2.陰茎折症の一例
八戸赤十字病院 泌尿器科 ○大島 広之
佐藤 一範
瀬尾喜久雄
3.当院で心停止下腎移植術を施行した一例
八戸市立市民病院 外科 ○山内 香奈、阿佐美健吾
藤田 博陽、吉田 諭
平間 公昭、水野 豊
熊田 博之
東北大学 総合外科 國光 敦、柿崎 裕太
4.前立腺がん検診レポート第21報
(平成29年度 二次検診の結果について)
八戸泌尿器科談話会
八戸平和病院 ○佐藤 衆一
八戸赤十字病院 瀬尾喜久雄
八戸市立市民病院 相馬 文彦
青森労災病院 伊藤 弘之
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15:37~ 座 長 八戸市立市民病院 八森 久
5.呼吸苦を伴った多発肺陰影
青森労災病院 研修医 ○安田 和洋
糖尿病内分泌内科 日向 豪史
川原 昌之
崎原 哲
玉澤 直樹
6.当院で経験したInvasive liver abscess syndrome の5例
八戸市立市民病院 臨床研修センター ○佐藤 大介
消化器科 平山 陽士
臨床研修センター 斎藤 数正
消化器科 漆山 みき、是川 海
赤坂明日香、荒井 壮
八森 久、佐藤 真広
救急科 森 仁志、伊沢 朋美
眼 科 齋藤 桂子、木村 聡
消化器科 沖 元二
7.TS-1/CDDP療法をおこなった原発不明卵巣印環細胞癌の1例
八戸赤十字病院 ○江渡 恒
庄子 忠宏
齋藤 達憲
向井田理佳
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16:01~ 座 長 鈴木内科医院 鈴木 和夫
8.結節性多発動脈炎型血管炎と精神神経ループスで発症した全身性エリテマトーデスの一例
八戸赤十字病院 研修医 ○長澤 倫明
呼吸器内科 工藤 温子
岩手医科大学 呼吸器・アレルギー・膠原病内科 村田 興則
9.当院における乾癬性関節炎の治療について
村井内科クリニック ○村井 千尋
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16:17~ 座 長 青森労災病院 崎原 哲
10.おくすり確認外来による周術期支援
八戸市立市民病院 薬局 ○渡邊 祐子
奥山 裕子
南 和志
田村 健悦
事業管理者 三浦 一章
11.当院通院高齢糖尿病患者の検討
向井田胃腸科内科医院 ○向井田英明
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16:33~ 座 長 青南病院 深澤 隆
12.脳内ディスプレイという概念を用いて認知症の機序とケアを考える
国立病院機構八戸病院 小児科 ○神田 進
13.著明な逸脱行為と徘徊を呈した特発性基底核石灰化症の一例
医療法人青仁会青南病院 精神科 〇馬渡 晃弘
田名部 茂、深澤 隆
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16:49~ 座 長 洲﨑耳鼻咽喉科医院 洲﨑 洋
14.市内3施設における抗菌薬使用動向について(平成29年度)
八戸薬剤感受性協議会
八戸赤十字病院 薬剤部 ○白坂 友基、小林 薫
八戸市立市民病院 薬 局 南 和志、田村 健悦
青森労災病院 薬剤部 中野 有瑛、中村 一成
青南病院 平賀 元
15.AMR対策アクションプラン目標値と市内4施設の薬剤感受性推移
八戸薬剤感受性協議会
八戸赤十字病院医療技術部 検査技術課 〇瀬川 光星
八戸市立市民病院 臨床検査科 金澤 雄大
青森労災病院 中央検査部 吉田 泰徳
一般社団法人八戸市医師会 臨床検査センター 久保沢勇亮
16.接触者健診からみた八戸市の結核の現状
八戸市保健所 ○澤 直哉
保健予防課 金田留美子、佐々木 誠
田中舘真由美、工藤 智子
中居 巧貴、高橋 敦子
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~ 休 憩 ~
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17:30~ 特別講演
座 長 八戸市立市民病院 安ヶ平英夫
講演1
「 VREの特徴と検査依頼時の注意 」
八戸市立市民病院ICT 臨床検査課 堀内 弘子 先生
講演2
「 抗菌薬とVRE 」
八戸市立市民病院ICT 薬 局 谷内 良英 先生
講演3
「 八戸赤十字病院におけるバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)の
アウトブレイク対応について 」
八戸赤十字病院 呼吸器内科 部長(ICD) 工藤 温子 先生
八戸赤十字病院においてバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)によるアウトブレイクを経験したので報告する。
1例目の患者は82歳女性、膠原病および気管支喘息で当院外来通院中、経口ステロイド剤および免疫抑制剤
を内服中であった。1週間続く咳嗽・喘鳴を主訴に2018年5月15日に外来受診、気管支炎および喘息発作を認め
抗菌薬(CTRX点滴→CVA/AMPC)処方で帰宅となるも肺炎を呈し5月17日にA病棟へ入院。入院前より水様性下
痢が持続していたため便培養検査をおこなったところ5月23日にVRE陽性と判明。直ちに個室隔離のうえ、
トイレを共同で使用していた4名について検査したところ、うち1名においてVRE陽性と判明。また、別のB病
棟から他院へ転院していた患者の2名の尿検査でVRE陽性であるとの報告を受け、B病棟について追加検査
を行ったところ新たに6名の患者が陽性と判明。
以後、最初の発見から現時点で計60名のVRE陽性者、うち感染症の発症が疑われる患者が1名、残りはすべて
保菌者と考えられた。(2018年10月25日現在)
VREはバンコマイシンに耐性を獲得した腸球菌であり、健康な人が保菌となっても感染症を起こすことは
ないが、免疫能の低下している患者や術後、カテーテル留置などの場合は敗血症や腹膜炎などの重篤な感染症
を発症することがあり治療に難渋することがある。
VREによるアウトブレイクを経験して見えてきたことや対策の難しさなどについて、さらには地域をあげ
た取り組みの重要性について報告する。
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