学校砂場の衛生検査
八戸市学校薬剤師会では、平成5年、学校環境のなかで
見逃されている学校砂場(生活科用、体育用)の衛生検査を
実施しました。 砂場には、犬猫等による糞、尿の細菌(大腸菌
サルモネラ、ブドウ球菌等の食中毒菌)や回虫、回虫卵等の
寄生虫がいました。 八学薬では、委員会を組織し安全でかつ
低コストの消毒を検討した結果、プ−ル水の消毒に用いられて
いる次亜塩素酸ソーダ(Cl濃度 200ppm)にて平成7年より
八戸市内の小、中学校へ教育長より砂場の消毒の実施を発令
頂きました。
砂場の消毒について
プ−ル水の消毒に用いられている次亜塩素酸ソーダ及びハイター
等の洗浄、消毒剤を塩素濃度 100〜200ppmに調整し砂場に
連続1週間散布しその後は、月1回散布する。
(50平米の砂場に対して100リットルを目安として散布)
これらの研究に関しては、平成8年の第30回日本薬剤師会学術
大会(長崎市)にて発表し、全国的に反響がありました。
八戸市内の公園砂場においても八戸市学校薬剤師会方式による
消毒が開始されております。