ぎょう虫とは(目黒寄生虫館より引用)
“ぎょう虫”にはオスとメス<写真1>があり、おとなになったメスのからだは 8〜13mm、オスはメスよりずっと小さく2〜5mmで、ろうそくのような白い色をしています。“かい虫”のおとなが30cmくらい、“こう虫”が1〜1.5cm、“べん虫”が3〜5cmの大きさになるのにくらべれば、とても小さいものです。オス、メスとも頭のところに側翼(そくよく)<写真2>と呼ばれる、ふくらんだ部分(ぶぶん)があります。オスとメスの大きくちがうところは、<写真3>のようにメスの尾(お)はピンのようにとがっているところです。“ぎょう虫”は、人の盲腸(もうちょう)にきせいし、きせいする数がどんどん増(ふ)えると大腸(だいちょう)などにもきせいします。小腸(しょうちょう)の真ん中あたりにきせいする“かい虫”やほかのきせい虫は、きせいしたところに卵を生みますが、“ぎょう虫”のメスはちがいます。卵を生むときがくると、メスは直腸(ちょくちょう)を下がっていき肛門(こうもん)の外に出てきます。たまにちがう場合(ばあい)もありますが、その時間は、だいたいは人がねむっている夜のあいだだけです。メスは、肛門のまわりで、ピンのようにとがった尾をささえにして、1時間ぐらいのあいだに7,000〜10,000個(こ)の卵を生みつけます。ふつう、卵を生みおわったメスの母虫(ははむし)は、人のからだの中へ戻(もど)ることはなく、力を出し切ってまもなく死にます。 |
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新学期になると学校薬剤師会では、八戸市教育委員会より依頼を受け保育園や幼稚園、
小学校123年生の「ぎょう虫」の虫卵検査を行っています。
最近は回虫や鉤虫など昔よくいた寄生虫は姿を消しましたが、ぎょう虫検査では、まだ
陽性なる幼児童があります。
基本的にぎょう虫がいると お尻がかゆい かゆさの為おちつきがなくなったり(神経質)
ひどいと寝不足になったり、内臓の組織に侵入した場合には、大変な病気になったりします。
検査結果が陽性になった場合には、各学校の養護の先生より指示がありますがくすりの服用
により陰性になります。(家族全員の確認) 服用後の再検査を行います。
ぎょう虫ってなあに (目黒寄生虫館へリンク)