『自然の恵み 薬草』
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薬草にはいろいろ種類があります。知っている
「漢方薬」をいくつかあげてください。ドクダミ、ゲンノショウコ、センブリ、クロレラ、高麗人参...?
残念! これらは全て「漢方薬」ではありません。
ドクダミ、ゲンノショウコ、センブリ などは
「民間薬」と言います。「民間薬」とは、いろいろな地域で昔から効能や使い方が言い伝えられてきた「薬草」
です。おなかをこわしたらゲンノショウコを煎じて飲む、など比較的簡単に使用します。
クロレラは? 広い意味では薬草ですが、錠剤や液体に加工してあるので
「健康食品」として区別されます。
高麗人参は? 後で述べる「漢方薬」にも使いますが、これだけ単独で使う場合は「
民間薬」に分類します。
では「漢方薬」は? 数千年前に中国で出来あがった独特の「診断法」や「治療法」に
したがって、いくつかの薬草を決められた処方にしたがって配合したものです。その人の
体質や症状から総合的に判断された「証」により薬が決まり、的確に使うには高度な専門
的知識が必要です。
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「薬草」(民間薬)の基本的な使い方最近の漢方薬ブームや、新薬の副作用を恐れて「薬草」に頼る方があります。それは
悪いことではありませんが、特に「民間薬」は言い伝えによるものが多く、理論的にもは
っきりしていない物もあるので、効果が見えないのにいつまでもだらだらと使う物ではあ
りません。現代医学の治療もしっかりと受けた上で、補助として考えるべきでしょう。
また、同じ病名でも、その人のもともとの体質などによって合う人合わない人がありま
すので注意が必要です。
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薬草の一般的な煎じ方1.「土瓶」に1日分の薬草10―20gと約500―600mlの水をいれます。
耐熱ガラスのポットやホウロウのやかんなどでも良いのですが、鉄瓶は避けてくだ
さい。
2.とろ火で半分くらいになるまで煮詰めたら、茶こしでこします。
市販のティーバッグ用の袋を使用するのも良いでしょう。
3.できた煎じ液を3等分に分け、1日3回、できれば食前に飲みます。
!注意! 薬草によってはこの飲み方ではいけないことがあります。(センブリ)など。
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薬草の採取山菜を取るのと同じように、事故の無いようにしてください。
根や全草を採る場合は、根こそぎ採らず、一部を残すか、株分けして一株は元に戻して
おきましょう。 自然の恵みに感謝して...後の人のためにも。
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身近な民間薬――工事中――